阿部美穂子の韓国Pick up!:スペースアルク
 

2012年10月 9日

TITLE:結婚して9年(7) ペギル=100日

121009_1.jpg日本のお食初めにあたるものが、韓国のペギル(백일=百日祝い)です。100や200、300などのまとまった日数を近い目標にすることで、さらに幸福な未来を願う考え方の強い韓国で、乳児の死亡率が高かった時代に、子どもが健康に100日を迎えられたことを喜び、感謝し、お祝いしたのがはじまりです。

また、ペギルは、今まで赤ちゃんの顔を見る機会がなかった遠くに住む親戚や近所の友人、知り合いがお祝いをする場でもあったようです。金の指輪や服、絵本などの贈り物を持って来てくださった方々に、お祝いの席に必ずといってもいいほど登場するトク(떡=お餅)をふるまったそうです。この時期にペソンモリ(배속머리=お腹の中にいたときから生えている髪の毛)をバッサリ切って、それまで着ていた白いベネチョゴリ(배냇저고리=産まれたての赤ちゃんが切る産着)の代わりに、色の着いた服を着るようになるのだとか。

100日生きることが昔ほど大変ではなくなった現在では、簡単に家族同士で外食をする家族も増えているようです。100日と一週間が過ぎた2月16日、私はヂヒョを連れてアッパが待つ韓国へ飛びました。ヂヒョ誕生後、記念すべき初飛行です。飛行機の中では私の心配をよそに、大人しくいてくれたヂヒョ。これまで、お腹の中にいる頃から飛行機の旅を何度もしていて、慣れていたのでしょうか??

釜山の金海空港に着くと、待ち構えていたアッパが、1カ月以上ぶりに会うわが子に愛おしそうに抱っこ&ポッポ(뽀뽀=キス)。韓国の旧正月=ソルラルだった2月18日に、ヂヒョのペギルも合わせて祝うことになったのでした。

ペギルサン(백일상=100日の祝い膳)には、白米、ペクソルギの代わりにシルトク、コンシルトクなどのお餅や果物、ナムルなどが置かれ、今後毎年やってくる誕生祝いに欠かせない、わかめスープも並べられました。

印象的だったのは、サンシンハルモニ(삼신할머니=三神おばあさん) へのお膳。韓国の人なら誰もが知っているサンシンハルモニとは、実在しない、赤ちゃんとお母さんを守るとされる神様で、今日まで無事に過ごせた感謝の気持ちを込め、お膳を準備し、さらにこれからの健康も願います。

そう言えば以前、韓国語学習のために読んだ絵本にも赤ちゃんの誕生~成長を優しく見守るサンシンハルモニが登場していたのを思い出しました。とてもすてきな考え方に感心しました。

さて、主役のヂヒョ、お食い初めの一口目ですが、スプーンですくった白米を口に運んであげようとしたところ、自らやってきてがぶっ!とほおばって、ちょっと苦い顔?! これには家族、親族中が爆笑の渦となりました。新年を迎えたばかりの韓国で盛大に行われたペギル、この日を境に色々な食べ物を食べたそうに目で追うようになったヂヒョ、ゆっくり少しづつ自然な形で離乳食が始まっていったのでした。

こんにちは!
いつも更新楽しみにしています。
サンシンハルメはのサンシンは産床だと思っていました
(安産の神様みたいな感じだから)
三神だったのですね^^
お子さんの成長たのしみですね。