阿部美穂子の韓国Pick up!:スペースアルク
 

2012年9月12日

TITLE:結婚して9年(3) 赤ちゃんのお話

120912_1.jpgアニョハセヨー^^ 遡ること5年前の私の初出産、これまでの育児......。人はいい意味でも忘れる生き物だから(特に忘れっぽい私^^;)、やっぱり、書き留めておくことって悪くないな、と思う今日この頃です。こうやって書いて、そして読み返すことで、改めて家族への感謝や、愛が深まります。最も振り返る時間を持つ少しの余裕も必要ですが。これからは、アギイヤギ(아기 이야기=赤ちゃんのお話)と題し、誕生~子育てに関する、韓国のあれこれをお話していきたいと思います!

2006年。オッパの立会い出産のもと、予定日を5日過ぎた11月2日、夕方4時46分に元気な男の子を出産した私。その間、オッパは私がこれまでに見たことのない、言うならばお地蔵様、観音様のような、本当に優しい顔をして終始、微笑み続けてくれていました。

出産に立ちあったオッパが「女の出産は、男にとっての軍隊だね」とまたも明言。しっかりは分からないものの、なんとなく、なるほど......と思いました。結婚前、恋人同士の頃から何度も聞いた軍隊生活のコト。厳しい訓練、唯一のおやつのチョコパイは人数分もないので、前代未聞の争奪戦!などなど、想像もできない過酷な日々、経験したものだけが感じる未知の世界を、私もほんの少し感じとれたような気がしていた軍隊生活。

そして、「オッパは今日からアッパになりますね。」。アッパ(아빠=パパ)になった夫から、最初のメールが届いたのでした。

さて、産後、日本と韓国の大きな違いは、希望者が行く母親の体調回復のための集中施設、サヌチョリウォン(산후처리원=産後処理院)でしょう。出産後、自然分娩の場合は2日ほどで産院を退院し(帝王切開は1週間後)、産院に隣接されたサヌチョリウォンに移動。赤ちゃんのお世話は看護婦さんにおまかせし、1カ月ほど、母体を休めることに集中するのだそうです。

最近では、ホテル並みの快適さを味わえる所も人気だとか。産前はもちろん、その後の日常生活に差が出ると言うことで、より産後に意識を高め、重要視している韓国、急遽日本で産後を過ごすことになった私、残念ながらチョリウォン体験はできなかったのですが、韓国の義母が日本に送ってくれたものが、母乳の出が良くなるといわれているカムルチ(鯉)と産後のむくみ取りに最適なヌルグンホバク(大きなかぼちゃ)のエキス、さらに産後1カ月ほど、毎食飲むといいとされる、ミネラル豊富なミヨクッ=わかめスープのレシピでした。

お産の友とされるわかめスープは、血をキレイにしてくれることから母体の回復を助けてくれる、絶好の一品だとされています。今後、生涯誕生日に用意されるわかめスープは、そんな大業を成し遂げたオモニ=母に、感謝の気持ちを持って食されるものなのでしょう。

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