阿部美穂子の韓国Pick up!:スペースアルク
 

2011年9月22日

TITLE:韓国は、学びの国!!

9月15日に発売になった、アルクの『韓国語ジャーナル』38号にて、「韓国子育て事情~塾&お稽古」についてコメントさせていただきました。公式サイトのブログの方でも、お稽古ごとについての質問などをいただきましたよね! それにちなんで、今回は「韓国の学び」についてお話したいと思います!

長男が8月末頃から通い始めたテコンドーは、韓国で最もポピュラーな習いごとと言っても過言ではない!?というくらい、たくさんの子どもたちが習っています。始める年齢は6歳前後から、男の子が多いですが女の子も少なくありません。テコンドーはもちろん、挨拶などの礼儀作法や跳び箱、縄跳びなどの基礎的な学び~運動をするというのですから、両親からの支持も厚いわけです! 

動くことが大好きな長男には、まさにピッタリの習いごとだったようで、놀이학교(ノリハッキョ=塾≒幼稚園)を終え、そのまま移動して1時間ほど体を動かして帰ってきます。車社会の韓国では、幼稚園や학원(ハグォン=塾)も차량(チャリャン=車両≒送迎バスなど)を出して運営しているところが多く、住んでいるアパートの下で送り迎えを済ませることができるので助かっています。

長男は4時頃帰宅しますが、その後も夜8~9時まで様々な塾のバスが止まる様子をみると、韓国がまさに学習社会であることを認識させられます。バスが到着すると、朝も帰りも大きな声で両手を合わせてお辞儀をし、挨拶をします。テコンドーからの帰りは「사범님(サボンニム=師範さま)、사랑합니다(サランハムニダ=愛しています)、효도하겠습니다(ヒョドハゲッスムニダ=孝行します)」などと、3つくらいの挨拶から好きなものを選んで言うようです。

余談ですけど、道場に最初に見学に行った際、私はサボンニムを사모님サモンニム=社長夫人と聞き間違えて、「どうしてみんな何度も社長夫人と言っているのだろう??」と思ったのでした^^; 今では礼儀作法など長男を見て教えられることもあるほどです!

110922_2th.jpgさて、今年の11月で2歳になる弟のヂオンですが、ますます体力がつき、昼寝の時間が短くなりました。長男がテコンドー教室へ行くきっかけになったのは、もちろん本人の意志もありましたが、ヂオンの昼寝の時間を長めにするという理由もありました。しかし、そんなオンマの思いも裏腹に、さらに寝る時間が遅くなり、結局、やっと寝ついても1時間弱で兄が帰ってくると「遊ばなくちゃ! 一緒におやつを食べなくちゃ!」とばかりに起きてきます。そして、夜の11時過ぎまで2人とも本当に元気いっぱい……。毎日アッパがいて、体で遊んでもらったら、もう少し早く寝てくれるのでは……と思いますが……。日中、ようやく作ることができた1時間では、PCでの仕事も停滞するばかり……な私。

そこで考えたのが、ヂオンを一時保育に預けるということ。でも、学びの国・韓国には一時的なものといえば、家に呼ぶ「ベビーシッター」以外にはないのです。せっかくならお友達とも触れ合い遊べる環境がいいと思うも、ヂオンの年齢ではオリニチプか、ノリハッキョしかありません。ここでのカリキュラムはというと、遊びはあるとしても、ベースはやはり学習なのです! とにかくオンマだけでは遊び足りないヂオン^^; けれども……日本の年齢ではまだ2歳にもなっていないし……。お試し期間などもないため、兄と同じノリハッキョへ通わせるか、少し慎重になっている現在(イマ)……しばし悩み、考えてみるつもりです……。

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うん?ヂヒョ?かと思ったら、ヂオンですか!?
もうこんな大きくなってるんですね。
ヂヒョはすっかり少年に^^
みほこオンマすごい!

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