阿部美穂子の韓国Pick up!:スペースアルク
 

2011年7月14日

TITLE:オンマ(ママ)という仕事

世界にはいろんな仕事があるけれど、一番偉大な仕事とは!? もしかしたら、それはオンマ(엄마=ママ)という、素晴らしい、けれど時には過酷で孤独な仕事ではないでしょうか。

韓国へ移り住んで5カ月。アッパ(아빠=パパ)は自宅から車で約3時間の所にある職場で単身赴任生活を送っているため、私は今、4歳の長男と19カ月の弟との3人生活を送っています。オンマの私自身もまだ慣れない環境での外国生活という状況だからこそ、より感じるところが多いのかもしれませんが。

その韓国にて、オンマたちに聞いた質問……。「つきっきりで子育てをするか」それとも「外に働きに出るか」? 調査結果はダントツで「돈 벌어 나간다 =働きに出る」だったということ。実際に0歳児から預けることのできる「어린이집=保育所のような施設」も定員オーバー状態だとか。

以前、ここで記したように私の住まいの周辺が特に子どもが多い地域ということもあるものの、ほかにも驚くべき事実がたくさんあります。私の場合、毎日家を離れなければいけない仕事ではないので、さらに引っ越しのたびに、子どもたちにはしんどい思いをさせているという気持ちから、仕事以外はなるべく子どもたちと一緒に過ごそうと努めています。とはいうものの……アッパ抜きの24時間体制はなかなか大変なもの。

110714_6th.jpg4歳(韓国では6歳)の長男は幼稚園生活が始まって、ある程度生活リズムができたものの、19カ月の弟の方はまだまだお昼寝から始まってほぼ全てが、思い通りに行かない(……オンマの予定が立てられなかったり)ことが多く……悪戦苦闘の日々です。特に兄弟は、3歳の年の差、かつ、まだ2人とも小さいだけに仲良く一緒にやれることが少なく、兄がお絵描き、ぬりえ、手紙書き、ベイブレードなどなどをしようものなら、弟は一緒になってやりたい気持ち一心での参加も、兄の書いている作品にクレヨンでらくがき><「안돼!하지마!」(ダメ! やめろ!)と、しょっちゅうケンカです。

そんな気持ちは、子どもが体調を崩したとき、切実な思いに変わります。6月の1カ月は、まさに忍耐の月になりました。アッパが家を離れて1カ月、少しずつ3人生活でのリズムが出来始めたそんな矢先、ヂヒョが少し前に痛めた小指をまたひねらせ、整形外科へ。ずいぶん腫れたため、もしや骨が!? ドキドキしながらX線を撮るも、骨は大丈夫そうとのことで、ホッとしたのですが。

この頃、韓国もずいぶん暑くなりました。2月の大引っ越しでできなかった荷物の整理と衣替えをはじめた私。とはいえ、元気な息子2人がようやく寝静まってからの仕事は、夜中からのスタートに。1週間後、少しノドが痛いなと思い早めに薬を飲みました。ところがすでに、風邪の菌が弟のヂオンにうつっていたようです。

ヂオンは39度以上の高熱が出、3日後は、長男のヂヒョにもうつりました。毎日毎日通い続けた小児科。ヂヒョが39.8度まで上がったときには私の疲れもピークでしたが、夜中一人で不安になり、眠ることができませんでした。ヂオンが薬を飲んでくれないこともストレスになりました。ヂヒョが幼稚園を5日間休んで治り始めたとき、またヂオンの調子が悪くなりました。薬を飲まないと治らない!そんな思い一心で、驚くほどの力で抵抗するヂオンを押さえつけて薬を飲ませもしました。

110714_2th.jpgアッパが自宅に戻れたのは、ようやく2人とも薬を飲まなくてよくなった頃。ほんの短い時間でしたが、アッパが子どもたちと遊ぶ姿を見ながら、気持ちが休まりました。今思えば、母として成長できた経験だったと思います。

けれども、またすぐに緊張感と集中力との戦いが始まります。母という、24時間体制の、褒められることもない仕事が。今は、子どもたちが寝た後の夜中の時間が、自分自身と向きあえる“ホッとシアワセ”タイムでしょうか。

世界中のオンマに賞を贈りたい、ヂヒョ・ヂオンオンマのつぶやきでした。

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わかります!!
本当に母親業は大変ですよね。
私も1歳半の双子がいますが、常に緊張感と疲労感で毎日くたくたです。
外国でしかも旦那さん単身赴任されてる環境での美穂子さんの子育て、本当にすごいなあと思います。
前向きに成長と捉え頑張られてるご様子にこちらまで勇気がわいてきます。
そう、子供は可愛いしこうやって子育てできることも幸せなんですよね。
これからもブログを拝見していきますね!!

美穂子さん、はじめまして。私も3歳半の娘と1歳7か月の息子がおり、美穂子さんの大変さがよくわかります。
先週も、息子は手足口病に、娘は40度近い高熱が3日続いてしまい、ひたすら看病していました。ましてや美穂子さんは海外での子育て、ママが倒れないだけでも精一杯だと思います。私は最近、夜型から朝型にチェンジし、こどもの寝かしつけとともに寝て、朝5時前に起きて仕事に行くまでのひとときをこっそり?楽しんでいます。ほんと、でないと新聞も読めないですものね。美穂子さんの素敵な笑顔にいつも癒されています。
影ながら応援しています!

私も子供が1歳から4歳までの3年間、主人が中国へ単身赴任生活で子供と2人きりの生活を送りました。

とにかく「自分が子供を守らないと・・」という想いで毎日を過ごしていたように思います。
でも子供がいたから頑張れたし、乗り越えられました。
美穂子さんの場合はご自分が海外での生活なのでもっと大変だろうと思います。
どうかお体を大切に。応援しています。

美穂子さんの頑張りがひしひしと伝わってきました。
アッパが帰って来られない生活は本当に大変だと思います。
私もこの秋から、4歳と1歳の男の子をかかえて、
韓国生活が始まります。今は不安ばかり。。韓国の育児事情また色々と教えてください。

読んで涙が出てきました。
誰にも褒められることのない仕事・・・。
そのとおりですよね。
心の中で自分で自分を褒めるしかありません。
でも「私は誰かに褒めて欲しいの??」と自問自答したり。。

子供の笑顔が毎日そんな私の心を洗い流してくれているような気がします^^

美穂子さん、こんにちは。改めて美穂子さんの生活ぶりが窺え、感心するとともにとても心配しています。海外で親子3人暮らすのは本当に大変だと思います。どうか体だけは大切にして下さいね。そして心身のバランスを崩さないようにご自分の時間を大切にして下さい。心から応援しています。

気持ちわかります(;_;)

私は5才3才の子供がいる母親です
女の子と男の子ですが喧嘩ばかり!!

パパは仕事帰りが遅く、育児はほとんど私

私は仕事をしています
正直仕事をしている時の方が気持ちが安定しています
パパは日曜日祝日は仕事
子供の休日はパパ抜きの3人


たまには1人でゆっくりお風呂に入りたい

1人の時間がほしい

ママをやめたいと子供の前で泣いたことも

子供はやっぱりかわいい、いとおしい

でもママって仕事は大変ですね…

美穂子さんだって違う環境での生活で大変なのに母親業も頑張っていますね。
ブログを読んで「すごい!!」と思いましたよ。頑張りが伝わってきました(; ;)
美穂子さんだって偉大な母親であるのですから私は賞を贈りたいですよ。
これからも、韓国で頑張って下さいね~

阿部ちゃん、いつも応援してます。
慣れない外国での生活に育児、頑張りすぎずガンバッテ^^
1枚目の写真の阿部ちゃん、とってもキレイです♪