2011年1月17日
TITLE:引っ越し準備
新年を迎えて早々、我が家は引っ越しの準備に追われています。といっても、慌ただしいのはオンマの私一人^^; アッパはいつものように「ででーん」と構えていて、数日後に完全に帰国するとはとても思えないのんびり感で、テレビのお正月番組を楽しんでいます。
アッパは韓国人特有(!?)のギリギリ主義、でも、日本人の中でもさらに慎重派(?)の私は、先へ先へと準備しないと落ち着かないのです。正反対の二つのタイプが同じ屋根の下に暮らしていると、時には衝突もありまして……^^; 「(私のイソイソした姿を)見ているだけでストレスだ!」なんて言われちゃいます。
自分でもわかっているのですが、性分なので仕方ありません。準備が終わりに近づいたかと思うと、また新しい「やること」が出てきて、後から「あー、持ってくればよかった!」と後悔するものまで出る始末ですから、完ぺき主義なのに、本当はヌケてるんですね。
「今、必要なことだけをやる」という考え方で動いているアッパの態度に、正直癒されることもあります^^
そんな부모=両親の姿を見ている息子たちはというと、心境こそ「なんか変だな~。ここから離れるのかなあ??」と思いながらも、変わらず「お外大好き!遊ぶの大好き!!」な日々を送っているようです。
子どもたちが小さいうちの引っ越しは、本当に大変。いつかは韓国へ引っ越しをする日が来ると分かっていましたから、荷物を増やさないようにしよう!と思っていたのですが、 生活をしていると荷物は増える一方です。しかも弟が産まれて、赤ちゃんグッズもたくさんに……。
赤ちゃんグッズといえば、うちでは、お兄ちゃんのおさがりを弟が使えませんでした。長男は生後すぐに韓国に行き(国際引っ越しで新品の赤ちゃんグッズを全て送りました)、1年間を蔚山で過ごしたので、ベビー用品ほかは、韓国での家財道具一式と一緒に、田舎のお家に置いて来てしまったのです。
あの時は、韓国の恐るべき(!?)おまかせ引っ越し(보장이사)……とにかく빨리빨리=大急ぎで家の中のものをどんどん詰め込んでいく作業に私はぼうぜん。荷物を詰めたダンボール箱は、洗濯機1台分くらいの大きさになってしまい、ものすごく重くて「ダメだ、動かせない」という状態に。「韓国に戻ったとき、必要なものを少しずつ日本に運べばいいや♪」なんていう、のほほん精神はがらがらと崩れていったのでした。
引っ越しはプロにまかせればいい、と言っていたアッパも、国際引っ越し用の荷物、日本に当分置いておく荷物、さらにクラブ・ザスパ草津所有のモノで置いておく荷物……と大まかに自分で分けておけば、後で私が区別できてやりやすいかも、と思い立ったらしく、いよいよ動き始めました。
それにしても引っ越しは、ほこりもたくさん出るし、おもちゃを片付け始めれば子どもたちは喜んで広げてしまってママに怒られるし……。子どもたちにはよくない環境ですね。
途中からは、長男は幼稚園の一時保育へ、弟のヂオンはまだ1歳になったばかりですが、週に2度、3時間ほどお世話してくれる園に預けて作業にかかりました。市で運営されているセンターの会員になって、土日は個人のお宅にお世話をお願いしたこともありました。
そこまでするなら、引っ越し会社にお願いした方が良かったのでは?という声もありましたし、子どもたちにとってよかったのかは分かりませんが、私がそうせざるを得ない心境だったことだけは、確かでした。けれども、関わってくださった全ての方々がほんとうに親切にしてくださったおかげで、子どもたちにとっても充実した時間になったようです。
人は一人じゃ生きられない……。夜中の荷造り中、子どもたちの寝顔を見ながら、大げさかもしれませんが本当に心の深いところで感じたことでした。