阿部美穂子の韓国Pick up!:スペースアルク
 

2012年2月14日

TITLE:家族会議で決めた、ヤクソク......

120214_1.jpg今朝のソウルはマイナス17度! 韓国ではインフルエンザ~ヨルカムギ(=一週間以上続く熱風邪)が流行っていますが、皆さんお元気ですか?? 新年、子どもたちの体調は好調です^^! 今朝も子どもたちは元気に幼稚園へ、アッパも合宿先の中国から戻ると、江原道の仕事場に戻りました。昨夜の、はちゃめちゃを片付けて掃除機をかけて、ようやく執筆に取り掛かっています^^

2011年12月30日掲載分の「師走......」でもお話ししたように、夫婦で走り続けた1年間、子どもたちも本当によくがんばってくれました! 去年2月の家族史上最大?!の、てんやわんやな引っ越し後、ようやく家族がそろって落ち着いたのもつかの間、アッパの職場が決まるも、自宅から3時間以上離れた距離にあることから、単身赴任することに。韓国という私にとって慣れたはずの外国で、子どもたちとの慣れない3人生活がはじまったのでした。

「アッパのいない24時間×次回来る日までの日数」に最初は、それほど戸惑いはなかったものの、父親の、夫のいない空席は、日に日に我が家にとって、本当に大きな衝撃に、子どもたちが体調を崩すと、その空席はもっともっと大きな打撃に変わりました。アッパと二人でしていた子育てを、全てオンマの私一人で背負おうとするものの、頭で考えているよりも上手くいかず、アッパへの感謝の気持ちも改めて実感しました。弟のヂオンが、まだオリニチプ≒保育施設に通っていなかったこともあり、牛乳一本の買いものが、こんなにも大変だと痛感した日々でもありました。小さな子どもとの日々、当たり前で簡単なことが、大変で難しくなる。母親として、子育てに悩み、落ち込むこともありました。

アッパはアッパなりにソンセンニム(선생님=先生)として、選手という立場から、教える立場になり、慣れないPCに向き合いながら、誠実に着実にステップアップする日々。家族のために、子どものために自分のために頑張る毎日に、解けない疑問を投げかける日もありました。涙が自然に頬を伝うことも多かった気がします。

そんな両親の背中を見ながら「アッパ ポゴシプタ(아빠 보고 싶다=アッパに会いたい)」「オンジェワヨ?(언제 와요? =いつ来るの?)」こんな言葉を繰り返しながらも、毎日元気に幼稚園に通ってくれた長男、8月からはテコンドーにも通い始めました。

年末、私の仕事も少し忙しくなると、ハルモニ・ハラボジが両親の代わりにそばにいてくれるとは言え、心の奥は寂しさでいっぱいだったのかもしれません。オンマが日本から戻り、アッパがしばしの休暇をもらい家に戻って家族が集合した途端、兄のヂヒョ→弟のヂオンと続けて高熱が出、後に中耳炎に悪化。1カ月前にようやく肺炎が治ったところでのことでした。

国によって、または先生によっても、おそらく医療に対する認識も様々だと思うことも度々あります。日本に比べて韓国は、比較的簡単に解熱剤を出す傾向にあります。小児で処方される薬は、液体がほとんど。また今回の中耳炎に至っては、韓国では切開はしないということ。一週間分、たっぷりの白い液体の抗生物質が処方されました。

120214_2.jpgこの時期続いた子どもたちの発熱からの合併症は、どうやら親がそばに戻った安心と、疲れから起こったのでは?と推測。病は気から......という言葉通り、子どもたちにも「不安」というストレスが大きいはず、夫婦でよく分かっているものの、来年(2012年)も生活環境は変わらない予定なので、お互いが子どもたちの安心、心の平和のためにできることを、最善を尽くしていこうなどと、よく話し合いました。

また、これらを踏まえ、大みそかには子どもたちを含めた家族会議を開き、2012年の抱負を話しあいました。アッパ、オンマに望むことについて長男からは「やっぱり......」と思うような発言が、次々と出てきました。私自身、子どもたちとの接し方について反省点も多かったので、新年早々、新しい手帳に忘れないように大きく決意を書いて、もっと笑顔で過ごすことを、自分自身に約束したのでした。

2012年、家族の健康第一に、大好きなお仕事も頑張ります!!^0^

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2012年2月20日

TITLE:テボルム(大満月)

120220_1.jpgソル(설=旧正月)から15日後、一年のうちで一番明るく、大きな満月の日にあたるテボルム(대보름=大満月)、前日には義母から電話が来て「明日はテボルムだから、五穀米を炊いて、お肉に魚、おいしいものをたくさん準備しなさい」とのこと。本当に「食」を大切に考える、韓国ならではのアンブチョナ(안부전화=安否電話。とくに大きな用もなくかける電話)です。

テボルムの代表的なメニューと言えば、五穀米(白米+雑穀~麦、きび、もち米、小豆、玄米など)に、ムグンナムルといって、干し野菜を戻してナムルにしたもの、ゼンマイ、キキョウ、シイタケ、イワタケ、大根、モヤシ、豆モヤシ、かんぴょう、干し菜などの和え物、ナムルを食卓に並べます。これらは、タンクク(탕국)と呼ばれる具だくさんのスープと一緒に混ぜて、ビビンパとして頂くのが主流。

120220_3.jpgさらにクルミやピーナツ、栗などの固い殻のある穀物を「ガリッ」と噛んで食べると、一年間、できものや腫れものができないなんて言われています。弟・ヂオンの幼稚園からもプロムsetをおみやげにもらってきました。「おいしいものをいただいて、固い殻の実を食べ、満月を眺め、お願い事をしましょう。一年間、健康で...」というメッセージ付きで♪

120220_2.jpg近所のスーパーも「名節:テボルム」を大きく掲げ、殻付きくるみ(とても歯では噛み切れませんが^^;)、ピーナツ他が並んでいました。他にも伝統遊戯として、凧がたくさん売られていました。

さて、子どもたちとの3人生活、テボルムの夕食は......? 野菜は苦手&肉大好きの子どもたちを思い、豆腐、エビ、鶏肉を選び、和風テボルムメニューを考えました。とは言え、自分のためにムグンナムルを作ろうか?? ......迷っていると、長男の幼稚園のお友達ママから電話が! ムグンナムルについては、Mママの手作りのおすそ分けを頂きました!

120220_4.jpgお料理上手のMママが作ってくれた、7種類もの根や茎の乾物のナムル、まさに昔の人々の知恵が発揮された栄養満点のおかずたち(こうして保存することによって、冬場も野菜が食べられたんですよね)。さらに! もち米がたっぷり入ったもちもちの五穀米まで......。ものすっごく美味しく頂きました!! ゴマ油やニンニクがほのかに効いて、ぎゅっと詰まった野菜の旨みを栄養満点の五穀米とともに......♪ これでこの一年、元気に過ごせそうです。息子たちも韓国ならではの風習を味わおうと、ガリッを体験、その後、苦手な野菜≒ナムルもほんの小さな一口をごくん、と^^;したのでした。

テボルムが過ぎ、2月の末になると幼稚園なども1年の締めくくり(韓国は3月から新学期なのです)。長男は、3月から新しい幼稚園に行くことになりました。一次オリエンテーションを終え、制服も合わせました。締めくくりと、新しい出発が無事に健康に迎えられますように!!

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